世界選手権 アイスダンス OD

ようやく書くぜＯＤ！
そして後述は、今季ＯＤの問題点を提起したい！（物凄く言いたい！）


今年のODは、フォークカントリー。　
年頭では、いろんな国の踊りが見られると思ったのに、蓋をあければロシアとかウクライナの音楽ばかりでしたねぇ。
でも、その理由も何となく解った世界選手権ODでした（後述にて）


ルブレワ／シェーファー
ウクライナのフォークダンス。　初ワールドです。
なかなか可愛らしいダンスです。　後半は疲れたのかな？スピードが落ちてヘロヘロしちゃいましたね。

ボブロワ／ソロヴィエフ
ロシアンフォークダンス。　ドムニナたちの替わりに登場。
先のルブレワたちよりも、好みかな。　男女のバランスもとれているし、踊れるしで、ロシアの未来も明るそうです。　欧州でも言ってたけど、ソロヴィエフの結婚話って驚きだよねぇ。馴染まないわぁ。　数年後には子供がテレビに映ったりするんだろうか・・・（国旗を食べてたG・チッパーさんの娘を思い出す）

コペリー／スタグニナス
ロシアンジプシーダンス。　難しいことし過ぎなのかも。　も少し易しくして、キレイに見せる方が絶対良いって！と思いました。　とても雰囲気は良いカップルなので、これからを期待かな。　去年よりも上手くなったよ！

ウィーバー／ポジェ
ジプシーダンス。　う～ん・・・去年よりもポジェ君が上手くなってるように見えない。　ウィーバーは上手になってると思うんだけど・・・。　途中でコーチ変わったからかしらね？　にしても。
リフトは迫力あって良いんだけど、繋ぎとかステップが弱いよね。

ザドロズニク／ベルビロ
ウクライナのフォークダンス。
なんか凄い勢いがある出だしです。　終始元気印。　なかなか面白かったと思う。

ハン＝マッカルディ／コレノ
カナダのフォークダンス。
牧歌的で可愛いダンスですね。　フランダースの犬の冒頭部分みたいな、可愛らしさ。
でも、こういうプログラムはヨーロッパ・ロシアのジャッジにはナゼか受けないんだと藤森さんが仰っていて、ロシアやウクライナのダンスばかりになってしまったんだな～と気づきました（無難だもんね。緩急も多い派手な音楽してるし）　こういう一本調子なプログラムはダメってことになるのねぇ。　日本の民謡じゃワールドは通じないってことですか！　個人的には楽しくて好きなプログラムです。

リード姉弟
ギリシャのフォークダンス。
ホントに白い衣装がピッタリですね。
MiStの失敗は痛かったなぁ。　このプログラムは好きです。　このプロって完璧に出来たのを見たこと無いかも知れない・・・ってNHK杯はどうだったっけ？弟君がちょっとイマイチだったような気するんだけど。
ワールドでは二人とも凄く頑張っていました。　だから失敗は勿体無かったなぁ～という印象です。

カッペリーニ／ラノッテ
イタリアンジプシーダンス。
さすがイタリア、衣装がオシャレ。　凄い早いです。動きが抜群。　表現も情熱的でなかなかです。
ただ、ODの構成が少し彼女たちには易し過ぎる内容だと思う。　FDはオールレベル４とれる構成なのに、ODがこんなに易しいプログラムで良かったのだろうか？

ナバーロ／ボメントレ
アフリカンフォークダンス。
ボメントレの荷物が行方不明になり、友人がODの衣装とスケート靴を作って持ってきてくれたんだそうで、友人凄いです（衣装を作るってタイヘンな作業ですよね）　友人に感謝のダンスです。　
そのためなのか、もの凄く動きが良いです。　衣装も四大陸の時よりも全然良いよ！ボメントレの動きが素晴らしいじゃないですか。　　あぁもう友人凄いよ！二人よりも友人を褒めちゃうよね。このダンスを見せてくれたワケですから。

ペシャラ／ブルザ
スパニッシュ・フラメンコ。
このＯＤ、最高！　衣装から小道具、その使い方も含めて、情熱的なフラメンコで、ただただ素晴らしい！としか言葉が出てきません。
今シーズン最高のＯＤだと思います。点数は思う程伸びなかったのは、やっぱり技術面ってとこなんでしょうね。　技術面の強化がされれば、表現力はばっちりだから点数ももっと出ると思います。　来季にも期待大！

ケア姉弟
当然の如くスコットランドのフォークダンス。男性スカート着用ＯＫのルールは、ジョンの為にある！
このプログラムも大好き！　見ていて全く飽きないというか、一緒に音楽に乗ってワーワーやりたいというか・・・、会場の盛り上がり方凄かったですね。　ワールドの出来は素晴らしかったと思います。　　立て続けにいいもの見た気分で嬉しいです。

ベルビン／アゴスト
ウェスタン。
カウボーイなカッコイイ衣装です。
凄まじいダンスを繰り広げます。アゴストの身体能力の高さって素晴らしいですよね。
演技も今季の中で一番良かったと思う。素晴らしい出来です。
音楽もヒジョーに盛り上がって、二人のダンスの魅力全開って感じで、私自身はとっても楽しませてもらったダンスでしたが、点数が伸びなかったですね。　ワールドの前までは、このウェスタンって評価高かったよねぇ？　どしてこうなったんでしょうか？　前述のカナダカントリーに続いて、こういう音楽がヨーロッパやロシアのジャッジに受けないという指摘が再び藤森さんから。（後述します）

ザレツキー兄妹
中近東のフォークダンス
今シーズン最高の出来でしょう。　まだまだ荒っぽいところはあるけど、音楽の雰囲気はシッカリとだしてきましたね。　Cist前に観客の手拍子を要求するって、今季初めて見ました。　え～～～！！　ちょっと驚きました。

フレイザー／ルカニン
ロシアン・ジプシー・ダンス
毎年FDで見せる雄大で荘厳かつシットリした音楽よりも、こういう方が彼女たちに合う気がします。
雰囲気がよく出ていましたし、良かったと思います。　FDが残念だよなぁ・・・と思わずにいられない。


ホフロワ／ノビツキー
ロシアン・ジプシー・ダンス
いや～なんかいつ見ても、ヤナ姐さんスゲ～っすよ。　姐さんの身体能力アピールに余念がないプログラムです。　とはいえ、男女の愛やら情念やらがおおいに語られております。　去年辺りまでのの情感にちょっと乏しいかな～と思っていたのは、一掃されましたね今年。
後はノビツキーのハジケ具合によりますかね。　頑張れノビツキー。

ヴァーチュー／モイア
ロシアン・フォークダンス
ダンススピンへの流れが良いですね。　ダンススピンはホントに素晴らしいです。　リフトも工夫が多いですよねぇ。　黒い瞳の音楽に二人の関係がバッチリです（笑）　最後のRoLiの迫力は凄まじいですよね～（生で見ると動作の余りの速さ・迫力にたまげますよ）　ホントにねぇ、ダイナミックなんですよ演技が。
テッサのツイズル失敗は、ご愛嬌です。　何でも前日から緊張しっぱなしだったとか。　スコットがフォローで「いつもは僕が間違えるんだけどね。」と言ったようです。　　

ファイエラ／スカリ
イタリアン・フォーク
今年は表現力が上がりましたね。　逆リフトの呪いから解放されたんだろうか・・・というくらい伸び伸び滑ってますよ。　　特に今年はスカリが垢抜けたという感じがヒシヒシとします。　とにかく、楽しそうです。

デロベル／ショーンフェルダー
演技前の小芝居は段々堂に入ってきてます。フレンチ・カントリー・ダンス
エッジが綺麗です。他のカップルたちとは、一段別次元にありますね。
タニスたちやオクサナたちも上手だけど、ここまで美しくは魅せてないよね。
小道具のハンカチも上手に使って、物語を表現してますわ。　

デイヴィス／ホワイト
ロシアン・フォークダンス
チャーリーのハチャメチャスケーティング全開だ。よくメリルちゃん付いていくよねぇと感心。
リフトも迫力あるし、超高速ツイズルは、以前よりも断然二人が合うようになってきましたね。
う～ん、可愛らしくて且つ豪快さもあって素敵な演技でした。


今年のＯＤへの問題提起。

カナダカントリー、ウェスタンがヨーロッパやロシアのジャッジに受けないという指摘が、度々藤森さんからありました。　ベルビンたちのウェスタンは音楽表現もバッチリで、動きも鋭くて、かなり良かったと思うのに、１００点超えならず。　タニスたちの、この演技で１００点を超えられないのだもの、当然ロシアやウクライナのダンスが多くなるに決まってますよね・・・。　
今季のＯＤ課題による採点は、いわゆるジャッジたちの音楽に対する不勉強なところから来てるんじゃないかしら？としか思えなくなりました。　自国やそれに準ずる国の音楽にしか興味が無いんなら、フォークカントリーにする意味があるのか？　甚だ疑問が残った今年のＯＤとなりました。　
オリンピックシーズンのＯＤが、フォーク／カントリーに決まり、オリンピックの舞台（スポーツナショナリズム最高潮に達する場所で）　で、自国の音楽を使うことが出来ない選手たちが沢山いなければならないというのは、非常に残念なことに他ならない。
08/09のＯＤが、20.30.40年代のオールディーズな音楽ということで（この辺りはアメリカ中心の音楽が多い）、ジャッジたちがもっともっと音楽そのものを勉強して、オリンピックシーズンのフォーク／カントリーに臨んで欲しいと思う次第です。