フィギュアスケート カナダのアイスダンスカップル、テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイアを応援しているブログです。
2010
09/10シーズンのFD マーラー「交響曲第5番 第4楽章アダージェット」 について、個人的な演技解釈を述べます。
まず、この音楽はマーラーがアルマと結婚して、子供が生まれてくるという、とても幸せな時期に書かれたもので、マーラーの作曲活動にもアルマが関わり、第4楽章はマーラーがアルマに捧げた「愛の曲」であると言えます。 映画「ベニスに死す」でも印象的に使われています。
お互いの役割について
スコット 愛に迷う男
テッサ 運命の人であり、愛そのもの
男は女と出会い、ひと目で恋におちる。 しばらく静かに美しく愛が語られる。 そして男は真実の愛を見つけたと悟る。 ここからは二人で歩む人生(愛)そのものをひたすら美しく、静かに見せていく。 それは死さえも二人を分かつことがなく。
この演技は本当に、無上の愛さえ見ている方に伝われば良いのではないかと思います。 愛には多くの言葉は要らないって(笑)
PR
2009
テッサ&スコット 07/08シーズン FD 「シェルブールの雨傘」 を今更ながら(ホントに今更だよ・・・)言葉にして、楽しみたいと思います。
冒頭
テッサとスコットの劇的な巡り会いから始まります。
そしてスグに、これからの二人の未来を暗示させる嵐の中の激しいツイズル。
スコットがセンターまで戻り、傘を開く(パントマイム) その中に飛び込んでくるテッサ。
しばらく二人の初々しい愛が語られます。
ストレートラインリフトで、二人は一夜を共に・・・。
しかしその後、運命は二人を引き離すよう仕向ける。 (個人的に運命の交差と呼んでいるところ)
そのまま、サーキュラーステップで離れがたい二人。
ローテショナルリフトで、様々な思いが二人を襲う様。
そこから、サーペンタインリフトに入るまで、テッサは後ろ髪を引かれる思いでいながらも、別離を決意する。
サーペンタインリフトで、テッサは自分の生きる道を見つけ(テッサが天井に向かうシーン)、そして別離が確定する(テッサが逆向きになり、スコットと真逆になる)。 そして、結ばれなかったという思い出としてお互いが胸に留める。
冒頭
テッサとスコットの劇的な巡り会いから始まります。
そしてスグに、これからの二人の未来を暗示させる嵐の中の激しいツイズル。
スコットがセンターまで戻り、傘を開く(パントマイム) その中に飛び込んでくるテッサ。
しばらく二人の初々しい愛が語られます。
ストレートラインリフトで、二人は一夜を共に・・・。
しかしその後、運命は二人を引き離すよう仕向ける。 (個人的に運命の交差と呼んでいるところ)
そのまま、サーキュラーステップで離れがたい二人。
ローテショナルリフトで、様々な思いが二人を襲う様。
そこから、サーペンタインリフトに入るまで、テッサは後ろ髪を引かれる思いでいながらも、別離を決意する。
サーペンタインリフトで、テッサは自分の生きる道を見つけ(テッサが天井に向かうシーン)、そして別離が確定する(テッサが逆向きになり、スコットと真逆になる)。 そして、結ばれなかったという思い出としてお互いが胸に留める。
2007
世界選手権に向け、選手が使用している、主にクラシックの紹介をしていきたいと思います。 その曲に込められたストーリーが解れば、より面白くなると思うので。
第1回目は、我らがテッサちゃんたちのFD使用曲から。
「悲しきワルツ」 Valse Triste 劇音楽「クオレマ」op.44-1
作曲 ジャン・シベリウス 作曲年 1903年
クオレマは死を意味する。
話の内容。
息子は母を看病している。 母は病床の中で、夫と一緒に踊る夢をみる。 しかしその夫は、母の幻覚に過ぎず、実は死神であった。 そしてそのまま死神に連れられていってしまい、息を引き取り、息子が看取る。
シベリウスは見事なまでに美しい管弦中心の曲を作り、発表当時からタイヘン人気のあった作品です。
バイオリンが美しく寂しい旋律を奏でます。 シベリウスはバイオリン奏者を一時、目指していたこともあるようです。 最初のゆっくりとした感じから、幸せ溢れる二人のワルツ。そして最後には死神がさらっていき激しくなる曲を表現するので演奏も難しいと思います。
フィンランドの大作曲家。 本年2007は、シベリウス没後50年。 様々なCDが発売されると思います。(没日9/20・・・だったような・・・)
テッサ・バーチュー/スコット・モイアたちは、たぶん、テッサちゃんを若い死んでいく娘、スコットを看取る人&恋人&死神(3役!でも、看取る人と恋人は同一人物でも良いかも。)に見立てた演技をしていると思います。 最初は病床に伏せるテッサちゃんと看病するスコット。 最初のストレートラインリフトのところから、テッサの夢の中に入り(このリフトでテッサが目をつぶっているので、夢の中に入ったのが解ります) 二人は楽しくワルツを踊る。 ダイゴナルステップの途中から、死神の姿が垣間見え、ステップの最後ではスコットは死神となり、テッサの運命を激しく揺らす(勢いよくテッサをクルクル回す) そして死神につれていかれ、死につく(サーキュラーリフト)、そしてあの世へと旅立ち(最後のスコットの膝にもたれてるとこ) それを看取って終わる。 今のところ、四大陸のものより、カナダナショナルの方がこの音楽と振付を理解し易いと思います。 (死神スコットがとても良いんで)
それと彼女たちが使用している曲は、ピアノとチェロの編曲によるものです。よって、テッサちゃんのオフィシャルで紹介されてるCDは、サー・コリン・デイビスのロンドン響のものだから、違うと思うんですよね。
そんなわけで、おすすめCDを探してみました。 シベリウスの小作品集です。 キレイな曲ばかりなので、良いかと思います。ただ北欧の香りは余り望めないかもねぇ。
第1回目は、我らがテッサちゃんたちのFD使用曲から。
「悲しきワルツ」 Valse Triste 劇音楽「クオレマ」op.44-1
作曲 ジャン・シベリウス 作曲年 1903年
クオレマは死を意味する。
話の内容。
息子は母を看病している。 母は病床の中で、夫と一緒に踊る夢をみる。 しかしその夫は、母の幻覚に過ぎず、実は死神であった。 そしてそのまま死神に連れられていってしまい、息を引き取り、息子が看取る。
シベリウスは見事なまでに美しい管弦中心の曲を作り、発表当時からタイヘン人気のあった作品です。
バイオリンが美しく寂しい旋律を奏でます。 シベリウスはバイオリン奏者を一時、目指していたこともあるようです。 最初のゆっくりとした感じから、幸せ溢れる二人のワルツ。そして最後には死神がさらっていき激しくなる曲を表現するので演奏も難しいと思います。
フィンランドの大作曲家。 本年2007は、シベリウス没後50年。 様々なCDが発売されると思います。(没日9/20・・・だったような・・・)
テッサ・バーチュー/スコット・モイアたちは、たぶん、テッサちゃんを若い死んでいく娘、スコットを看取る人&恋人&死神(3役!でも、看取る人と恋人は同一人物でも良いかも。)に見立てた演技をしていると思います。 最初は病床に伏せるテッサちゃんと看病するスコット。 最初のストレートラインリフトのところから、テッサの夢の中に入り(このリフトでテッサが目をつぶっているので、夢の中に入ったのが解ります) 二人は楽しくワルツを踊る。 ダイゴナルステップの途中から、死神の姿が垣間見え、ステップの最後ではスコットは死神となり、テッサの運命を激しく揺らす(勢いよくテッサをクルクル回す) そして死神につれていかれ、死につく(サーキュラーリフト)、そしてあの世へと旅立ち(最後のスコットの膝にもたれてるとこ) それを看取って終わる。 今のところ、四大陸のものより、カナダナショナルの方がこの音楽と振付を理解し易いと思います。 (死神スコットがとても良いんで)
それと彼女たちが使用している曲は、ピアノとチェロの編曲によるものです。よって、テッサちゃんのオフィシャルで紹介されてるCDは、サー・コリン・デイビスのロンドン響のものだから、違うと思うんですよね。
そんなわけで、おすすめCDを探してみました。 シベリウスの小作品集です。 キレイな曲ばかりなので、良いかと思います。ただ北欧の香りは余り望めないかもねぇ。